Instructor
インストラクター
中山 遼
代表・インストラクター
1984年生まれ。2006年、単身渡米。アメリカ、マサチューセッツ州の大学へ入学。卒業後、ニューヨーク州の大学院へ入学、卒業。2015年、6年間の留学経験をもとに英会話スクール「Designing Future Language Institute(現:MARCH HARE)」を設立。全国の大手企業で一般英語研修・TOEIC研修の講師も務めている。
Interview
インタビュー
"文法や単語学習と同時に、テクニックも身につけてもらいたいんです"
英語力の伸び悩みに苦しんだ日々
ーーまず、留学の経歴についてお伺いします。どのような経緯でアメリカに留学することになったのでしょうか?
はい、私はアメリカのボストンの大学に4年間、さらにニューヨーク州の大学院に2年間、合計6年間留学していました。渡米する前の1年間は英語学校に通って英語を必死に勉強していましたが、実際にアメリカに行ってみると、ほとんど英語が話せない状態でした。
ーーアメリカに渡ってから、どのような困難に直面しましたか?
最初の数年間は学校の授業についていくのが難しく、ただがむしゃらに英語に向き合う日々が続きました。21歳で渡米したため、自分の英語力の上達が遅いことに対して「留学するのが遅すぎたのかな?」とか「勉強が足りなかったのかな?」という諦めにも似た感情が芽生えていました。
ーー留学先の大学には他にどのような留学生がいましたか?
日本人留学生は非常に少なかったのですが、アジア圏や中南米からの留学生が多くいました。彼らの英語力が飛躍的に伸びていくのを見て、さらに落ち込む日々が続きました。その結果、自分だけが上達しない理由が分からず、「なぜ?」という疑問が続いていました。
逆転の発想とは
ーーその後、どのようにして英語力を向上させましたか?
英語の文法や単語をただ覚えるだけでは上達しないことに気づき、英語が上達した他の留学生の「分析」を始めました。その結果、気づいたのが「他の留学生は自分の言いたいメッセージを伝えるために英語を話している」ということでした。彼らは難しい文法や単語を使わず、ネイティブのような発音を目指さずに、コミュニケーションを重視していたのです。
ーーこの気づきがどのように英語学習に影響を与えましたか?
日本語と英語の違いを理解し、例えば「ピアノを弾くことは楽しいです」という文を日本語から英語に直すのではなく、文を簡素化して即座に伝えられるようにしました。例えば、「ピアノを弾くことは楽しいです」という文があります。その時にまず日本語から英語にしようとすると「ピアノを弾くこと…、弾くこと…、〜すること…、あっ!学校で動名詞って習った!それを使おう!Playing the piano is fun」というように、この短い文を作成するのに時間がかかってしまいます。これではスムーズな会話のキャッチボールができません。この場合、「私はピアノを弾きます。私はピアノが大好きです。」と2つの文に分割し、日本語を簡素化すると「I play the piano. I like it very much.」のように、知っている文法で話すことができます。
英語に挫折してしまった方に伝えたい
ーー英語を学ぶ上で重要なポイントについて、どのように考えていますか?
パラフレーズ(言い換え)を身につけることが非常に重要だと思います。英語学習に費やす時間も大切ですが、効率的に学習するためにさまざまなテクニックを知ることが大切です。今でも英語が上達した方々を分析すると無意識のうちにさまざまなテクニックを使って話している場合が多いように感じられます。
ーー最後に、英語が苦手と感じている方々にメッセージをお願いします。
英語を話す上での重要なポイントを理解し、自分に合った方法で効率的に学習することが大切です。単語や文法の知識も重要ですが、それ以上にコミュニケーションを重視して、スムーズに会話ができるように心がけてください。私のように試行錯誤することが役立つかもしれませんので、自信を持って挑戦してみてください。